ちょこっと英語:助動詞must
こんにちは、誠泉塾の吉村です。
今回も中学・高校英語でよくある生徒さんからの質問を対話形式でご紹介していきます。
「mustの過去形ってあるんですか?」
「あるか無いかで言えばないですね。」
「じゃあ〇〇しなければならなかったってどう書けばいいんですか?」
「ではmustの細かい使い方を見ていきましょう。」
mustの根本は1つのものが迫って来る
中学ではmustは「~しなければならない」と
かなり強い義務で習います。
しかし、高校に入ると「~に違いない」と
新しく推定の意味も習います。
どうしてもこの意味に拘りがちですが
否定や過去の表し方を知ることが重要です。
➀義務(圧力)
You must be quiet here.
ここでは静かにしなければいけません。
➁義務(圧力)+否定→禁止
You must not drink.
(お酒を)飲んではいけない。
➂義務(弱い)+過去→had to
We had to walk all the way to the station.
駅まで歩かなければならなかった。
mustは基本的に圧力の義務での活用が多いのですが、親しい人との間ではその関係性を周りに示すような感覚で使うこともできます。
→You must come to the party.
(おまえ絶対来いよなー笑) みたいな感じですね。
では次はどうでしょうか。
❶推定
He must be old.
彼はとても高齢に違いない。
❷推定+否定→存在しないのでcannotで代用
She can’t be ill.
彼女は病気のはずがない。
❸推定+完了→過去の推定
I must have been asleep.
私は眠っていたに違いない。
さて、どうでしょうか。
mustが圧力の義務ではなくなっていますね。
❶mustが推定で表れる
→おもにbe動詞
❷mustが推定の否定で表れる
→can’t beの形
間違える人が多いので注意!
(must notは禁止を表します)
上記のようにmustを義務と推定に分けて並べました。
mustはcanと同様、中学英語でも活用していたので馴染みのある助動詞ですね。
ひとまず今回の質問は➂の形を使えば上手くいくでしょう。
詳しくはまた授業内で紹介しましょう。
ここからはおまけです。
助動詞には多くの意味がありすべてを暗記しないといけないのかという質問をよく受けます。
確かに知っていて損はありませんが、日本語(和訳)をベースに暗記することは情報量が多くなりすぎるのであまりお勧めしません。
ひとまずは以下を知っていれば良いと個人的には思っています。
◎助動詞+完了は推量の意味を表す。
shouldを除く助動詞のwill,can,must,may,would,could,mightは後ろで完了を作るとほぼ過去の推量の意味を表します。
仮定法ではおなじみの書き方です。これをおさえておけば闇雲に日本語訳ばかり覚えなくても良いと思います。
さて、今はコロナウイルスの影響で学校もお休みになり
みなさんは自宅で過ごす時間が普段よりも随分と多いと思います。
こういったときには日頃忙しくてできないことをするのも
有意義な時間の使い方の一つであると思います。
個人的には良質な本を読み知識を深めることをお勧めしますよ。
それでは今日はここまでです、また次回お会いしましょう!
ちょこっと英語:現在分詞Ving、過去形と過去分詞、原形と現在形、原級as~as、butとhowever、最上級から比較級、it~thatを使った強調構文、seem to~とit seems that~、to不定詞と動名詞、関係代名詞whose、to不定詞 副詞的用法
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