ちょこっと英語:否定
こんにちは、誠泉塾の吉村です。
今回も中学・高校英語でよくある生徒さんからの質問を対話形式でご紹介していきます。
「否定の単元って何だか今更って感じで。何か特別なことでもするんですか?」
「今まで感覚で使っていた否定の語を分類したり理由付けをしていくことに注目する単元です。」
「でも結局は〇〇しないって訳になりますよね?」
「大まかにはそうかもしれませんが、その判断は否定の語が何を否定しているのかが分かればの話です。否定は助動詞の単元に匹敵するスケールの大きな単元になります。」
否定語の位置から否定先を見つける。
では早速ですが例文を2つ。
以下の違いが分かりますか?
➀I really don’t (do not) like studying.
➁I don’t (do not) really like studying.
上記の2文は意味が異なり和訳にも影響します。
この単元はやたらと和訳を聞いてくるので要注意です。
notの後ろの語に注目し何が否定されているのか見抜きます。
したがって今回の2文はそれぞれこうなります。
➀動詞の否定
not→like studying
訳) 勉強が大っ嫌いだ。
➁副詞の否定
not→really like sutudying
訳) 勉強が大好きという訳じゃない。
(まあ別に嫌いじゃないよ。)
以上のように否定の語notは名詞を除くすべての品詞を修飾します。
たいていnotは後ろの語を否定していますが、
動詞を否定することで➀のように文否定であったり、
語・句・節を否定することで➁のように語句否定であったりと区別が必要になります。
ただの否定単元だと思っていると苦労することも多いでしょう。
まさにDon’tbetoosure ofyourself !(油断大敵)です。
おまけですが否定の語は以下のように分類できます。
副詞 not / never / hardly / scarcely / seldom / rarely など
形容詞 no / few / little など
代名詞 none / no one / nothing / nobody など
接続詞 nor / unless など
慣用句 no longer / far from / no further など
noから始まる語句は否定の意味だと分かりますがそうでないものも多いです。
さらに、準否定や二重否定などに細分化すれば覚えることがとても多いと思うかもしれません。
また、代名詞を扱うことで全否定や部分否定も知識として入ってくるのでパニックです。
しかしながら要点さえ見落とさなければやがて光は見えてきます。必ずどの単元も基本となる「絶対的なルール」があります。あとはそこから枝葉を生やし、いかに理解を深めていくことができるかにかかっています。
そのためテストに出る範囲をがむしゃら暗記する作業だけは避けたいものです。
それでは今日はここまで。
詳しくはまた授業で紹介しますね!
ちょこっと英語:過去投稿分リンク
現在分詞Ving
過去形と過去分詞
原形と現在形
原級as~as
butとhowever
最上級から比較級
it~thatを使った強調構文
seem to~とit seems that~
to不定詞と動名詞
関係代名詞whose
to不定詞 副詞的用法
助動詞must
助動詞can
助動詞will
助動詞may
文型
第2文型と第3文型
第4文型と第5文型
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