暗記科目の勉強方法とは
こんにちは真備校の吉村です。
今日は受験生さんにも効果的な暗記科目の勉強方法をご紹介します。
ひとえに暗記と言いましても実に様々な科目とそれに伴う手法があります。
今日はその中でも歴史について私の経験を踏まえて触れてみたいと思います。
かつて『歴史は年表作りが大切である』ということをどこかで耳にしたことがありました。
そのため「じゃあ歴史年表をつくってみようか」と意気込みましたが、結果として挫折。
理由は以下になります。
・大切なこと(太字や下線部)が多い
・年号の分からないものがある
・そもそも年表をどうやって作ったら良いか分からない
こんなことから歴史嫌いになり、当時は点数もあまりふるいませんでした。
暗記ものの勉強をしようとした際によく陥ることが、こういった準備段階での挫折です。
何の目的があってそれをやってみるのか?そんなことは微塵も意識せず、
ただただみんながやっているからやったほうがいいという状態でした。
さて、前置きが長くなりましたがここから歴史の暗記方法のご紹介です。
歴史年表をつくることも、一問一答カードをつくることもそれは有効な手段ですが、
作ること自体が目標になると本来の暗記に支障が出てしまいます。
まずは重要語句の意味を理解することに特化していく勉強方法をお勧めします。
手順はこうです。
教科書の太字もしくは授業で線を引っ張った箇所が一体何ものなのか、
まずはその意味を理解することから始めます。
教科書では基本的にその重要語句の前後に意味が書いてあります。
それを拾って自分が理解しやすい言葉で、箇条書きでもよいのでまとめていくことです。
難しい言い回しは使わなくても結構です。
作業としては未知の単語の意味調べと同じようなものです。
この勉強方法で身に付く知識は単なる丸暗記とは違い、類似語の判別に大いに役立ちます。
みなさんは次の語句の意味とその違いが何か分かりますか?
①国一揆
②土一揆
③百姓一揆
④一向一揆
類似語は言葉の形こそ似ていますが、年代や意味するものがそれぞれ異なっいます。
高校受験のみならず大学入試センター試験でも類似語の問題は毎年受験生を悩ませる種となります。
暗記に関する次のステップとしては、知識の紐づけを行っていきます。
紐づけとは出来事の因果関係を見極めそれをつなげていくという作業です。
例えば、『関ヶ原の戦い』での紐づけは
豊臣配下である石田三成らは当時の政権に対する不満などを抱えていた
⇒石田三成ら西軍が、同じ豊臣配下である徳川家康率いる東軍と戦う
⇒『1600年関ヶ原の戦い』
⇒東軍の勝利によって徳川の覇権が確立していく
ここまで掘り下げなくてもいいでしょうがその原因と結果について知っておくと、
バラバラに覚えていた内容が一本の紐のようにつながっていき、記憶として残りやすくなります。
これはただの暗記ではなく、深く覚えていくためには必要なのです。
ただし一気にすると大変でしょうから毎日少しずつ手をつけてみてください。
おまけとして最後に問題の出題意図について触れておきたいと思います。
私たちが暗記科目だとふんでいる科目は果たして入試で
「どれだけ暗記できていますか?」ということを確認してきているでしょうか?
勿論答えはNOで、「どれだけ理解していますか?」ということを聞いていきています。
深く理解していなくてもある程度の点数は取れるでしょうが、
すぐに忘れてしまうのでその場限りの知識となってしまいます。
定期テストでは点数が取れるけど、実力テストや模試では点数が伸びないのはそこが原因です。
丸暗記だとしても折角時間をかけて覚えていくのですから、
意味を理解したうえで覚えていってくださいね。
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