こんにちは真備校の吉村です。

今日は私が担当しています、準拠算数Jクラスについてご紹介させていただきます。

 

各学年ごとに設けられた準拠算数Jクラスでは学校の授業進度の１つ先を進め、学校の授業内容をより分かりやすく、また集中して聞くことができるように指導しています。

 

また、授業中には多くの『なんで？？』を生徒の皆さんに投げかけています。この『なんで？？』がとても大切です。

 

よく算数では「計算はできるが、文章問題ができない」と言われていますが、その理由は何だかお分かりいただけますでしょうか。

それは問題演習の際に『考えること』を実践しておらず、何となく雰囲気やパターンで解いてしまっているからです。

 

よくある問題ですが以下の2つの問題はどうでしょうか？

 

問1．Aさんが100mの道のりを5分かけて歩きました。Aさんの歩く速さは分速何mですか。

100÷50＝2　分速2m

 

問2．Bくんが1㎞の橋を自転車に乗って10分で渡りました。Bくんの自転車の速さは分速何mですか。

1÷10＝0.1　分速0.1m

 

問1．は良いとして問2．は色々と問題ありです。しかし最大の難点は自分で間違いに気付けないことです。

小数を習い始める小学３年生以降、算数は考えて解いているのかそうでないのかが見事に露呈してしまいます。もし、何も考えていなければ答えとして分速0.1mや10.2円、4.6人など通常ではありえない答えを導き出してしまいます。

ただの計算問題であれば答えとして考えられますが、文章問題であればおかしいと答えを出した時点で気づかなければなりません。この間違いをただ小数点の位置が違うというケアレスで片づけてしまうのか、そうでないかで今後の伸びが変わってきます。

 

算数という科目をしっかりと理解し活用していくためには何も算数ルールだけでなく、日頃私たちが生活している一般常識も必要となってきます。準拠算数Jクラスで大切にしている『なんで？？』はこういった間違いに自分で気付くことができるような力を養成していく礎となります。

 

 

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