高校1年生必読!『2020年大学入試改革』共通テスト「英語」はどう変わる?
こんにちは! 倉敷駅前校 高校部英語科の田渕です。
2020年、大学入試の大枠が大きく変化しようとしています。
その中でも最も大きな変化がセンター試験の廃止と、
これに代わる新しいテスト「大学入学共通テスト」の導入です。
その大学入学共通テストの大きな柱の一つが『英語4技能』です。
英語の大学入試はどのように変わろうとしているのか、
を現時点(2018年4月時点)で公表されている内容を確認してみましょう。
○ 英語は「民間試験」を活用することが基本に
グローバル化が急速に進展するなか、英語でのコミュニケーション能力を重視する観点から、
大学入学者選抜でも4技能を評価する必要性が示されています。
現行の大学入試では、「読む」「聞く」能力を重視していましたが、これを改め「話す」「書く」も含めた4つの英語の運用能力をバランスよく評価するという方針が反映されることになります。
しかし、センター試験のような大規模な集団に、同日に一斉に「話す」「書く」を評価するテストを実施するのはほぼ不可能です。
そのため、すでに4技能評価を実施している民間の資格や検定試験を活用することが提示されています。
まとめると、大学入学共通テストの英語は、現行のセンター試験と同じようにreadingとlisteningの構成で実施され、2023年度の新学習指導要領による入試実施までは、共通テストと外部検定が併用される見通しとなっています。
この間、共通テストの英語試験と外部検定成績のどちらか、または双方を活用して合否を判定するかどうかは各大学の判断に委ねられます。
○ 高校1年生のみなさんへ:4技能を評価する資格・検定試験の受検を念頭に置いた対策が入試に役立つ
新しい共通テストの英語の概要では、成績として認められるのが高校3年生の4月~12月の間に受検した認定試験の結果とされています。
つまり、高校3年生の12月までの時点で4技能評価の認定試験で目標とするスコアを取らないと、志望する大学合格に近づくことはできないということです。
国立大学を中心とした共通テストを利用する大学はもちろんのこと、2020年度を待たずに多くの私立大学でも、TEAPや英検、GTECなど民間の資格・検定試験を、入試で活用しているケースがどんどん増加しています。
高1の早いうちから英語4技能をバランスよく融合させて学習することを常に意識し、民間の資格・検定試験へのチャレンジに向けた対策をしていくことが大切になります。
私個人的には、英検であれば遅くとも高1の終わりまでに2級を取得し、高校3年生の4月~12月で準1級を目指すのがいいと思います。準1級の対策が必要であれば、田渕にまで教えてくださいね。英作文の添削も含めて丁寧にみますよ!