ちょこっと英語:コアイメージ「行く」

こんにちは、誠泉塾の吉村です。
今回も中学・高校英語でよくある生徒さんからの質問を対話形式でご紹介していきます。

 


「Go toキャンペーンにあるように〇〇へ行くってgo toで書けばいいんですか?」


「そうですね。〇〇へ行くはgo toで良いと思いますよ。」


「でも、たまにleaveも行くって訳すときがあるんですが同じ意味ですか?」


「持っているコアイメージが少し違いますかね。goから始まる言い回しは数も多いので、まずは2つの違いから見ていきましょう。」

 


何に注目しているかで使い分け

 

では早速ですがgo(過去形はwent)から。
go今いる場所から遠ざかる(離れる)行為がコアになります。さらに、この遠ざかるときに次の目的地にも注目し間違いなく到着することが多いため前置詞toとの相性は抜群です。
➀は遠ざかって向かう(行く)、➁は行くから訪れるへ派生、➂は行くから上手くいくへ派生。

➀I went to school yesterday.
(私は昨日学校へ行きました。)

➁I went to his house two years ago.
(私は2年前に彼の家を訪れました。)

➂Did everythig go well?
(上手くいきましたか。)

 

次にleave(過去形left)です。
leaveある場所から何も持って行かないで遠ざかる(離れる)行為自体がコアになります。次の目的地とかそういったことには注目していません。代わりにある場所に何か残っていないかに注目します。
また、はっきりとした目的地があったとしても必ずストレート向かわないことが多いためどちらかと言えば前置詞forとの相性が良いです。
➀は単純に遠ざかる(離れる)、➁は遠ざかる(離れる)ときに置いてきたものに注目し残す、➂は残すから〇〇の状態にしておくに派生です。

I will leave from Kurashiki for Tokyo.
(私は倉敷から離れて東京に向かうつもりです)

I left my cellphone at home.
(家に携帯を置いてきた。)

➂He left the window opne.
(彼は窓を開けっぱなしにした。)

 

おまけですが、新幹線のアナウンスでこのような言い回しを聞いたことはないでしょうか。
“Ladies and gentleman, welcome to the Shinkansen.
This is the Nozomi super express bound for Tkyo.
We will be stopping at Okayama,Shin Kurashiki, …and… stations ~.”

bound for ってなに?なんでgo toじゃないの?
そもそもboundって動詞で「跳ねる」じゃないの?
と学生の頃は思っていました。

このboundは形容詞で「~行きの」と後置修飾ではたらき、途中で違う駅にも停車するから「for」になるという説明を理解するためには、単語の持つコアイメージをおさえていくことが大切です。

それでは今日はここまで。
詳しくは授業でまたご紹介しますね!

 

 


ちょこっと英語:過去投稿分リンク
文型
第2文型と第3文型
第4文型と第5文型
原形と現在形
過去形と過去分詞
現在分詞Ving
助動詞will
助動詞can
助動詞may
助動詞must
原級as~as
最上級から比較級
to不定詞と動名詞
to不定詞 副詞的用法
関係代名詞whose
関係副詞
butとhowever
it~thatを使った強調構文
seem to~とit seems that~
否定
完了
コアイメージ「言う」
コアイメージ「見る」
コアイメージ「聞く」
コアイメージ「分かる」

 

真備地区・矢掛地区の進学塾は誠泉塾真備校!

☆新年度塾生募集中☆

☆無料体験授業 随時実施中☆

真備校086-441-4119 

お問合せ
お電話