ちょこっと英語:関係副詞

こんにちは、誠泉塾の吉村です。
今回も中学・高校英語でよくある生徒さんからの質問を対話形式でご紹介していきます。

 


「関係副詞って関係代名詞とどう違うんですか?」


「関係代名詞と使い方はほぼ同じですがこちらは接続詞と副詞両方のはたらきをします。」


「副詞のはたらきって具体的にはどういうことなんですか?」


「関係代名詞は名詞や代名詞がwhoやwhichに変化して説明を加えます。関係副詞は副詞がwhenやwhereに変化して説明を加えます。この違いが分かりますか?」

 


関係副詞は時や場所を表す副詞が変化したもの

 

では早速ですが例文を1つ。

➀This is the house.

➁He lives there.

上記の2文は➁が➀の文を説明していると考えると一文に書き直すことができます。
細かすぎるかもしれませんが手順を❶❷❸とかいていきます。

まず、具体的に➁は➀のどの語の説明になるのかを考えます。
順当にいけばthe houseの説明であると見抜けます。
このthe house先行詞とよびます。

では先行詞の後ろに並べて一文に作り替えます。

❶This is the house +he lives there.

このときthe housethereの関係が一致します。
またthereは場所を表す副詞であり、意味がthe houseと一致しているので消します。

 

❷This is the house + he lives.

消したものが副詞(there)になるので+に関係副詞を入れます。
このとき先行詞(the house)が場所を表す語なので関係副詞whereを使います。

 

❸This is the house where he lives.

これで完成です。

 

ぱっとみですが、関係副詞の後ろは関係代名詞と違い何も欠けているものが無いように見えます。
それは文の要素として考えていなかった副詞が消えているだけだからです。

では関係代名詞か?関係副詞か?
どちらかを選択して解くような問題ではこの欠けている部分があるかないかでおおよその判断はつきます。
まずは上記のような文のつくりを理解しましょう。

 

おまけですが関係副詞の先行詞は度々省略されます
代表例ですがカッコの中が省略される先行詞になります。

S+V~(the time) when ~
S+V~(the place) which ~
S+V~(the reason) why ~
S+V~(the way) how ~

先行詞は書かれていないと分からないものは省略されませんが、書かなくても分かるだろうという上記のようなものは省略されます。また特殊な例ですが先行詞が残って関係副詞が省略されるS+V~the reason (why) ~、S+V~the way (how) ~も同じような意味になるので知識として入れておきましょう。

 

 

それでは今日はここまで。
詳しくはまた授業で紹介しますね!

 

 


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