ベルセルク~!!(涙)

こんにちは、誠泉塾の瀧野です!

「ベルセルク」の作者、三浦建太郎氏の急逝のニュース、大変驚きました。

私が初めて読んだのは大学生の頃だったと思いますが、圧倒的な画力に驚いたものです。

好きだった漫画の続きが読めなくなるというのは辛いですね・・・。

作者の方のご冥福をお祈りするばかりです。

 

さて少し話は変わりますが、小中学生の皆さんは歴史の授業で様々な文豪や文学作品を学んでいると思います。

実はそうした中にも、未完のままに終わった作品が数多くあるんですよ。

少し紹介してみましょう。

 

まずは宮沢賢治「銀河鉄道の夜」

知らない人はいないくらい有名な作品ですし、実際に読んだことがある人も多いと思います。

でも実はこの作品、賢治が数年かけて推敲を重ねている途中に病気で亡くなったため、未完で終わった作品なんですよ。

ですから本の中にも「空白あり」「原稿数枚分無し」といった注釈がついていたりします。

とは言え物語が途中で切れてしまっているわけではないですし、紛れもない名作ですので、読んだことがない人はこれを機に一度読んでみてはどうでしょうか。

 

次に夏目漱石「明暗」。  

新聞の連載小説でしたが、作者病没のため未完のまま終了となりました。

文学作品と聞くと難解なイメージがありますが、漱石の作品は「吾輩は猫である」や「坊ちゃん」などユーモアたっぷりの読みやすい作品が多く、読書感想文などにも使いやすいかもしれませんね。

 

最後に川端康成「たんぽぽ」

こちらはまだこれからストーリーが動き出すというところで未完となった作品です。

とても面白い作品設定だっただけに、ここから続きをどう展開させるつもりだったのか気になってしまいます。

 

テキストに出てくる重要人物を覚えるのも重要ですが、それだけでは味気ないものです。

歴史の授業で文豪を学んだときは、その著作や生涯にも興味を持って調べてみると、一層理解が深まるかもしれませんね。

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