ちょこっと英語:関係代名詞 whose
こんにちは、誠泉塾の吉村です。
今回も中学・高校英語でよくある生徒さんからの質問を対話形式でご紹介していきます。
「関係代名詞whoseの使い方がよく分からないんですけど。」
「例えばどういった問題ですか?」
「Hand me the book ( ) cover is frayed.です。」
「答えはwhoseだったんですが、カッコの後ろで欠けているものが何も無いので何か別のものかと思ったんです・・・。」
「カッコの後ろで欠けているものに注目しているのは正解ですよ。もうひと手間加えれば関係代名詞の識別は完成です。」
結果 : whose+名詞になる。
関係代名詞はふつう先行詞の後ろで使います。
質問のようなタイプの問題では、
先行詞に注目⇒関係代名詞の後ろ
⇒何が無いに注目します。
しかし、所有格の場合はうまくいかないときがあるのでひと手間加えましょう。
➀関係代名詞の後ろ
⇒ぱっと見完全文⇒名詞が並ぶ
※所有格whose
➀I have a friend ( ) father is a pro golfer.
⇒I have a friend whose father is a pro golfer.
(私は父親がプロゴルファーの友人がいます。)
➁関係代名詞の後ろ
⇒動詞の目的語が無い⇒名詞が並ぶ
※所有格whose
➁This is a pen ( ) color I like very much.
⇒This is a pen whose color I like very much.
(これは私がとても好きな色のペンです。)
そのため今回の質問は➀のパターン。
whoseを使った場合は先行詞がヒトかモノかの区別はしなくても大丈夫です。
以下おまけです。
関係代名詞whoseの単元ではof+whichでの書き換えも習います。
でも普段はあまり使われませんね…。
また、先行詞と関係代名詞の位置が離れてしまいます。
Hand me the book whose cover is frayed.
⇒Hand me the book the cover of which is frayed.
書き換えはこれで完成。
理屈は以下になります。
my cover ⇔ the cover of mine
意味は変わりませんよね。まどろっこしいですが原理は同じです。
なお、定冠詞のtheは必要になるのでお忘れなく。
それでは今日はここまでです、また次回お会いしましょう!
ちょこっと英語:現在分詞Ving、過去形と過去分詞、原形と現在形、原級as~as、butとhowever、最上級から比較級、it~thatを使った強調構文、seem to~とit seems that~、to不定詞と動名詞
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