ちょこっと英語:コアイメージ「分かる」

こんにちは、誠泉塾の吉村です。
今回も中学・高校英語でよくある生徒さんからの質問を対話形式でご紹介していきます。

 


「『私は最初、電話の声が母だと分かりませんでした。』を英作するときにunderstoodを使っても大丈夫ですか?」


「何だか違和感はありますね。例えるならrealizeとrecognizeの違いのような感じです。」


「その例えがよく分かりません…」


「冗談ですよ笑。ではさっそく『分かる』のニュアンスの違いを見ていきましょう。」

 


脳みそで使い分け

 

では早速ですがunderstand(過去形はunderstood)から。
understand理解から分かるに至る流れがコアになります。一言でいえば脳みそを使っています。
実のところ”see“でも代用できます。
➀は単純に理解して分かる、➁は分かるから精通しているへ派生、➂は分かるから解釈するへ派生。

➀I understand the question.
(私はその質問の意味が分かります。)

➁He understands machinery.
(彼は機会に精通している。)

➂Do you understand that we will not agree with you?
(私たちがあなたに同意しない意向を汲んでいただいていますか。)

 

次にfind(過去形found)です。
find努力して見つ出すことがコアになり、派生して新たに気付く(分かる)にたどり着きます。こちらは脳みそを使うというよりも動いて体を使うイメージです。
➀は単純に努力して見つける、➁は見つけるから派生して新たに気付く(分かる)です。

I found my missing contact lens.
(私は失くしたコンタクトを見つけました。)

She found that she got a flat tire.
(彼女はパンクしたことに気づいた。)

 

おまけですが、tellも似たような使い方ができます。同等のものとして高校英語ではrecognize(recogn認識+ize化)がでてきます。tellのコアは見分けることですが何故か言うというイメージが定着してしまっています。tellは見分けるから派生し「見分けて分かる」、「見分けてそれを伝える」とつながっていきます。簡単な単語ほどその意味を調べることはないでしょうが、コアを知っているかどうかでイメージも変わってきますね。中1~2レベルの単語は詳細を覗くと面白いものが多いので是非自分でチェックしてみてください。

それでは今日はここまで。
詳しくはまた授業で紹介しますね!

 

 


ちょこっと英語:過去投稿分リンク
文型
第2文型と第3文型
第4文型と第5文型
原形と現在形
過去形と過去分詞
現在分詞Ving
助動詞will
助動詞can
助動詞may
助動詞must
原級as~as
最上級から比較級
to不定詞と動名詞
to不定詞 副詞的用法
関係代名詞whose
関係副詞
butとhowever
it~thatを使った強調構文
seem to~とit seems that~
否定
完了
コアイメージ「言う」
コアイメージ「見る」
コアイメージ「聞く」

 

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